2010年6月17日木曜日

女3人 ロンドンの旅 7


さて、雨の中、ヴィクトリア駅に着いた私たち。
Billy Elliotの上映劇場はどこにあるのか?
この前の二の舞にならないよう、地図をみて、確かめる。

「Victoria St.↑」 みたいなサインがあって、こっちじゃない?と言ってみると、
なんと、駅から見えました。
Victria Palace Theatre♪

←駅から見た劇場。


しかし、この頃になって、私は、微妙におなかが痛くなってきた(-_-;)
昼食べすぎたのと、夕方、紅茶をいっぱい飲み過ぎたのと、
旅も後半に来て、ちょっと疲れが出たのかな…
しょっちゅうあることなんだけど、あんまり痛くなると、ビリーどころではなくなるので、ちょっと、困った…



その様子を察して、早めに劇場に行こうと言ってくれたまゆみちゃんとぞうさん。
なのに、おなか痛い…とか言いながら、写真はしっかり撮ってるσ(-_-)ワタシ。

車の来ていないすきを狙って、道を先に渡ったまゆみちゃん、
(注:これは、イギリスでは普通ですよ。おまわりさんだって、車が来てなかったら、
信号赤でも道渡っちゃう国ですから。)
いつもはしっかり者のぞうさんが、その後をついて道を渡ろうとしている…
車が来てるのにっ!!
っと、思わず、ぞうさんの腕を渾身の力を込めて、引っ張りました、私。
命の恩人だぜぃ。ふふふ

劇場に入って、パンフを買う。
なんだか、ちょっと、わくわくしてきた。
そして私は、そこで、こっそり、ベルトをはずす(-_-;)
ベルトをはずすと、かなり楽になった…
これで、ビリーに集中できそうだ。

席は、1階の舞台に向かって左よりの真ん中くらい。
まあ、結構よく見える。

トイレに行ったり、パンフを見たりしているうちに、
開園時間になった。
照明が暗くなり、男の子の声で、
「携帯やミュージックプレイヤーのスイッチは切ってくださいね」というアナウンスが流れる。
そして最後にもちろん「Thank you very much」
これを聞いたまゆみちゃん、「あれ?今、サンキュー ベリモッチ」って言わなかった?」
言ってた言ってた。
北イングランドの訛りだよ~。
うちの周りの人、みんなそうだからね。(笑)

そして始まったBilly Elliot。
ヨークシャーのDurham(私が住んでいる町よりもう少し北にある元炭鉱町)が舞台。
炭鉱で働くおとうさん、おにいさん、それから、おちゃめなおばあちゃんと暮らす
10歳の男の子、ビリーが主人公。
炭鉱のストライキの場面から始まる。
(ミュージカルとは関係ないけど、この炭鉱閉鎖に反対するストライキは、
私が住んでいる町から始まったんだそう。)
ビリーが、ひょんなことからバレエと出会い、
バレエダンサーを目指して成長していく話。
そしてその背景に、炭鉱閉鎖に反対するストライキが描かれている。

ビリーは、お母さんを亡くしているんだけど、
お母さんがなくなる前にビリーあての手紙を残してるんだよね。
その手紙を読むシーンがもう泣けて…。+゚(pωq)゚+。
お父さんにもお兄さんにも反対されたバレエ、
でも、お母さんの手紙の、「自分の信じることをやりなさい」と言う言葉を信じて、
ビリーは、ロイヤルバレエスクールの試験を受けることを決心する。
もうねえ、お父さんもほんとはいい人なのよ~。

何より、ビリーにバレエを教えたミセス・ウィルキンソンが、
見た目はぶっきらぼうなんだけど、いい人なのよ~。
もう、いい人だらけで、感動。(笑)

もうね、男の子の母親としては、ビリーが旅立つところとか、
ビリー頑張れ~とか思っちゃって。。゚(●'ω'o)゚。うるうる

ストーリーもすてきなんだけど、何より、ダンスがすごい!!
ビリーも、もうちょっと大きな子とかがやってるのかと思ったら、
実際に12歳の男の子が演じている。
(3人か4人で日替わりでやっている。)
この子が、タップは踊るわ、バレエも踊るわ、歌も歌うし(ミュージカルだもんね)
かわいいしで、もう、おばちゃんのハート、やられました。
もちろん、ビリーだけじゃなく、他の子供たちもうまくてかわいかったし、
(ビリーの友達の女装趣味(^_^;)のマイケルもかわいかった~♪)
ときどきオーバーラップするように出てくるストライキのシーンのダンスもすごかった。
それから、なにより、おばあちゃんがめっちゃおちゃめでかわいかったわ~。

そうそう、全体を通して、セリフがヨークシャーなまりの英語。
ロンドンでのオーディションのところを除いて。
もう、うちの近所のオジサンたちとおんなじようなしゃべり方するのよ。
ほんとに、うちの近所の人たちが聞いたら、ちょっと違うよ~と言うところもあるのかもだけど、
(でも、この日のビリーは、マンチェスター出身の子で、
もともと北の訛りだったみたい。)
まあ、私には、なんかなじみ深い感じの訛り。
ヨークシャーに住んでて良かったって、初めて思ったよ。(笑)
とか言いつつ、相変わらずおじさんの言うことはよく聞き取れない。
女の人のセリフは、まあ、だいたいいけるんだけど。

と言うわけで、途中休憩をはさんで、約3時間、
笑いあり、涙あり、感動ありの素晴らしい舞台でした。
ロンドンに行って、ミュージカル見ようと思う人、
「Billy Elliot」絶対おすすめです♪

あ、そうそう!音楽担当が、エルトン・ジョンです。
もちろん、音楽もすてき♪

チャンスがあったら、もう1回見たい!!

ビリーのかわいさに、おなかの痛さも忘れた私。
ホテルに帰って、じっくりとパンフを読んだよ。
















旅はもうちょっと続く…

2 件のコメント:

  1. 待ってましたっ!
    ビリーーーーーーーーーーーーーーー( ^)o(^ )
    成人したバレエのお兄さんも素敵でした(*^。^*)
    まゆみちゃんは、半身乗り出し(?)、両手を合わせ…ビリーの幸せを祈る母モードだったわっ!!

    危険な横断を止めてくれた、ゆきちゃんの腕の力…愛を感じました(T.T) 私のほうが、体格がよく、力持ちなのに…

    ※スーツケースは、無事¥0で預かってもらえました。
     JALのカウンターのお姉さん、ありがとう!
     まゆみちゃんと合わせた重量で、免除してくれたのかも?
     ブラックキャブの運転手さんも持ち上げられんくらいだったのに…(~_~;)
    ※投稿に再々チャレンジです 

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  2. おお、ぞうさん、投稿できたのね♪よかった。
    そうそう、あの成人したビリーのお兄さんもすてきだったよね。
    パンフによると、あのお兄さん、イタリア人ぽいよ。

    案外私って、力あるでしょ?ふふふ
    愛の力よぉ~♪

    スーツケース、追加料金取られなくて良かった。
    多分、2人合計で40キロ以内でいけたんじゃないかな~。

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