2010年10月18日月曜日

イギリスの田舎町の中の日本

私が住んでいるのは、北イングランドのド田舎。
イギリス人でさえ、町の名前を言うと、え?と聞き返すくらいの。
多分、日本で知っている人は、旦那の会社関係の人と、
駐在員の家族くらいなのでは?と思うほどの田舎町である。

そんな田舎町に、旦那の会社の工場ができたのは、約20年前。
私が、最初に旦那の駐在について来た時。

それ以前は、おそらく、この町に日本人は、
今、息子に英語を教えてくれている70代のM先生の奥さまくらいしかいなかったと思う。
そこへ、20年前、日本の会社の工場ができて、
その当時は、30人近くの日本人がやってきた。
今は、少し駐在員の人数が減って、家族も入れて約20人。


もともと、この町は、外国人が少ない。
日本の田舎でもそうだと思うけど。
テレビとか見てると、イギリスって、もはや、白人の国ではなくなったのか…と思うけど、
私の住んでいる町は、今でも、8割以上は白人。
20年前だと、おそらく9.5割は白人だったと思う。
この20年で、それでもかなり外国人が増えた。
でも、息子の学校は、今だって、9割白人。
白人の中には、私たちにはぱっと見わからない、EU諸国から来た外国人もいると思うけど。
もちろん、日本人は、約1000人の生徒の中で、うちの息子一人だ。
外国人の多い少ないは、もちろん地区に寄るみたいだけど。
やっぱり、外国人が多く住んでいる地区もあるみたい。

つい最近まで、この町では、日本人=旦那の会社(それは、今でもそうだけど。)
駐在員家族以外の日本人は、↑のM先生の奥さまと、
もう一方、やはり、駐在員に英語を教えてくれている方の奥さまの2人しか知らなかった。
・・・が、なぜか、この半年で、3人も日本人を発見!(←動物かっ!笑)
イギリス人の男性と結婚されて、この町に住んでいる日本人女性3方。
それも、全く別々に。
だから、その3方は、お互いまったく知らない。
みんな、この町に日本人がいるとは思わずに暮らしていたらしい。
それが、ある人は、スーパーで、駐妻を見つけ、「に…日本人ですか?」と声をかけ、
ある人は、たまたま駐在員のお子さんが通っている小学校に、
頼まれて、自分の甥っ子を迎えに行って、駐妻を見つけ、
もう一人は、この町には日本人はいないと、隣町の日本人の集まりに出て、
そこで、私の知り合いに出会った。

その知り合い(日本人補習校の父兄の方)が、補習校のフリマの時に、
その日本人女性を私に紹介してくれたので、
先週会いに行って来た。

明日は、別の日本人の方と、駐妻みんなでお茶することになっている。
なんか、いいね~。ふふふ

しかし、この最近この町に現れた日本は、人だけではないのだ。
なんと、日本食を出すレストランと日本食料品店が相次いでできたのだ!

日本食を出すレストランは、その名も「Red Ginger(紅ショウガ)」(笑)
ここは、中華料理となぜか、寿司を出すレストラン。
多分、チャイニーズ経営。
この前、1度行ってみたけど、寿司を頼んでいたのは、
うちと、偶然来ていた旦那の会社の駐在員家族のみ。
出てくるのが異常に遅かったので、
その間に、あわてて米を炊いていたのでは?と思われるような、
アルデンテな寿司飯だった(^_^;)
ま、でも、この町で寿司が食べられるなんて!

日本食料品店は、実は、元々はオンラインショップ。
そのオンラインショップを、今年の初めくらいに偶然ネットで見つけて、
住所が、この町になっているのに気づいてびっくり!
実店舗があるといいのになあと言っていたら、
なんと、今年の7月にできた!
2回くらい買い物に行ったけど、品ぞろえ的には、
ベーシックな調味料に、米、ラーメンやうどんの乾燥麺、
あと、コアラのマーチとか(コアラのマーチは、最近、テスコでも売ってるけど。)
柿ピーも売ってたな。
店にない物でも、注文すると、かなりのものを取り寄せてもくれる。
うちは、日本人補習校に、日本人経営(多分)の日本食料品店が、
出張販売に来るので、だいたいそこで買うけど、
急に、醤油が!とか、マヨネーズが!とか言うときに便利だ。

そんなわけで、この町では、数万人分の20数人の日本人だけど、
ちょっとずつ、輪が広がってきている。

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