2011年1月24日月曜日

オーロラリベンジ スウェーデン 4泊5日の旅 その3

さて、やっと宿についた私たち、部屋に荷物を置いて、一休みした後、
町まで行ってみることにした。
ものぐさな息子たちは、寒さにも負けて、部屋で留守番の方がいいと言い出し、
旦那と2人で、インフォメーションで教えてもらった道を歩いて町まで。
寒いわ暗いわ道わからんわで、こんなん絶対15分じゃ行かれへんやんと言いながら、
それでも、北欧の雪に埋もれたかわいいおうちを見ては、
かわいい~♪とか言いながら、歩いてみたら、10分ちょっとでやっぱり町まで着いた。
インフォメーションのお姉さん、うそつきって思ってごめんなさい。



町へ行く途中の景色。(って、暗くてよくわからんね(^_^;))


町の入り口(?)

町にあったクラフトショップのウィンドウ。
(写真、クラフトブログで先に使ったので、その使いまわしでごめんなさい(^_^;))
なんか、やっぱりかわいい♪

町をちょっとうろうろしていたら、スーパーを発見!
宿泊先のCamp Ripanは、部屋に小さなキッチンが付いていて、
電気コンロや電子レンジもある。
物価の高い北欧で、毎回レストランじゃ大変なので、
スーパーで食べ物を買って部屋で食べればいいねと、とりあえず様子を見に行ってみる。
旦那は、さっそく、ビールとか買ってるし。



↑そのスーパーで見たなんだかよくわからない飲み物。
多分、炭酸飲料だと思うんだけど。
ちょっと、北欧フェスティブな感じでかわいい♪
(写真をよく見たら、携帯で写真撮ってる私が写り込んでた(^_^;))

そのスーパーでは、飲み物と、お菓子を少し買った。

その後、また、町をちょっとうろつき、私は、北欧雑貨のお店に入り、
トナカイの置物とか、ちょっと買ってみたり。


そこの雑貨屋さんで買ったトナカイの置物と、女の子と犬(?)のローソク立て(多分)
手前の赤い小人たちは、別のところで購入。


このかわいいトナカイ君の鍋つかみもそこのお店で。
このトナカイ君、なかなかお気に入り。

町を一回りして、行ったん部屋に帰ることに。
この晩は、最初だし、Camp Ripanのレストランで晩御飯を食べることにした。
長男と私は、ソフトクラブのてんぷら、次男は、ビーフバーガー、
旦那は、なんと、トナカイのステーキ。↓


私の食べたソフトクラブのてんぷら(ちゃんと、メニューにも「tempura」って書いてあった。)
には、
なんと、具の入っていない海苔巻きも乗っていた。
こんなところで、海苔巻き食べられるなんて♪

晩御飯を食べた後は、さっそく、オーロラ観測に行くことに!
しかし、その前に、Camp Ripanの人に、オーロラどの辺に出るのとか、様子を聞いてみよう、
ついでに、明日の昼何をするか、オプショナルツアーみたいなのもないか聞いてみよう、
と、Camp Ripanのロビーへ行ってみた。

ロビーを入ったところに、Camp Ripanで申し込みのできるアクティビティのチラシが貼ってあったので、
それを見ながら、これはどう?とか旦那と言っていたら、
突然日本語で、「日本の方ですか?」と話しかけられた。
振り向くと、無国籍な顔をしたお兄さんがにこやかに立っていた。
ロビーに入って来たときに、ロビーに小さな机を出して、
そこに座っているそのお兄さんは目に入ったんだけど、日本人とは全く思ってなかった。
かといって、北欧風の顔でもなく、強いて言えば、エスキモー?風。
でも、話を聞いてみると、ちょうど、その時、日本からのオーロラツアーの人たちが、
Camp Ripanに泊まっていて、そのお世話をする現地係員の日本人のお兄さんだったのだ。
その人に、まず、オーロラのことについて聞いてみた。
すると、なんと、Camp Ripanには、オーロラウエィティングルームと言うものがあると言う。
寒くて外ではじっと待っているのがかなりつらいので、オーロラを待つ部屋があると言うのだ。
少しお金がいるんだけど、受付で言えば、鍵をくれると言う。

そして、なにかおすすめのアクティビティは?と聞くと、
「犬ぞりとかいかがですか?」だって。
旦那は、行く前、犬ぞりに以前乗った同僚のE氏から、
めちゃめちゃ寒い!と言う話を聞いていて、
「犬ぞり乗ろうや~」と、私が何度言っても、「そんな寒いの嫌や。」と言っていたのに、
他人に勧められると、断れない性格で、お兄さんの勧めに従って、
次の日は、犬ぞりに乗ることに決定(笑)

そして、受付で、オーロラウェイティングルームのカギを借りて、
いざ、オーロラを待つことに!!

オーロラは、まわりが明るいと見えにくいらしく、
そのオーロラウェイティングルームは、
コテージなどがあって、街灯の付いているところからは少し離れたところにあった。
小さな小屋で、入ってみると、オーロラが出ると言われた北側の方は、
全面ガラス張り。
他に誰もいなかったので、ガラスの前に椅子を持って行き、
部屋の明かりを全部消して、4人で、ガラス越しに空を見上げる。
カメラも、三脚にセットし、空を撮れる角度にセッティング。
しかし、そんなに簡単にはオーロラは見えない…
しばらくすると、退屈になって来た子供たちは、
雪合戦をすると言って、マイナス25度の外に出て行った。
しかし、雪がサラサラ過ぎて、雪玉ができなかったらしい。
その後も、外を走りまわったり、部屋の中でごそごそしたり…
ほんま、落ち着きのないやつらだ。

そんな子供たちが、なかなか日本やイギリスではできないことを。


濡れたタオルを、外で振り回すと、一瞬にして、こんな ↑ ことに(笑)
(それを持っている次男、マイナス25度の中、半そでのTシャツの上に、
パーカー1枚という恰好で立っている。)

2時間くらいそんなこんなで、じっと待っていた私たち。
しかし、オーロラが見えそうにないので、息子たちは、部屋に帰ると言って帰ってしまった。
すると、そこへ、誰かが、オーロラウェイティングルームに入って来た。
振り向くと、女性らしい影が3つ。
日本語で話している。お?日本人?
私たちが、じっとガラスの外を見つめているのを見て、一人の人が言った。

「外に出たら、オーロラ見えますよ。」

え?

「今日は、ちょっと薄いから、見えにくいですけど…」

ま・・・まじで?

と、彼女たちに聞いて、その小屋のさらに奥にある雪山のところへ行ってみた。
雪山の上には、人影がいくつか見えている。
そこで、子供たちに携帯で電話をし、私たちも、雪山に上がってみた。

ん~、オーロラどこ?

旦那が、そこに座っていた日本人らしき人に、どれがオーロラですか?と聞くと、
前に見えているうっすらとした薄~い雲みたいなのがそうですよと教えてくれた。
少し緑がかった雲のようなものが、すごく下の方に見えている。
こんな下にも出るのか…これじゃ、オーロラウェイティングルームからじゃ見えないわ。(^_^;)

え~、あれがオーロラ?

確かに、本にも、薄かったら雲と見分けがつきにくいと書いてあった。
そして、雲との違いは、その後ろにある星が透けて見えるかどうかだとも。
おお、確かに星が透けて見えている。
あ…あれがオーロラかぁ…

旦那が、写真撮ってみてと言うので、懐に入れていたGH1を出し、
オーロラの方に向かって、シャッターを切ろうと思うんだけど、
シャッターが下りない…
あ、オートフォーカスモードを切るんやった…
どこで、オートフォーカースモード切るんやったっけ?(^_^;)
暗闇の中だし、カメラの小さなボタンは見えないし、
寒くて手はかじかむし…
無理やり、その辺の木の枝とかにピントを合わせて撮ってみたりしたけど、
結果は、ただの暗闇…(-_-;)
しゃ…写真撮れない…
あう…ご…ごめんよぉ…もうちょっとちゃんとカメラの使い方勉強しておくべきだったわ…

子供たちもやってきて、あの薄い雲みたいなのがオーロラらしいと言うと、
二人とも、ちょっと、がっかりしたようだった。
だって、オーロラって、あの光のカーテンみたいなものだって思ってたし…

でも、じ~っとみていると、やっぱり、雲とは違うのだ。
ほのかに光っていると言うか、何と言えばいいのかわからないけど、
何か違う。

夜の10時を過ぎると、街の街灯が一斉に消えた。
夜って、こんなに暗かったんだと思うような闇。
でも、オーロラのあたりは、何かほのかに明るい。
真っ暗な空と、白い雪、その墨絵のような景色の中に、
ほのかにうっすらと光るオーロラの帯。
多分、原始の人たちも見たであろう、この光景。
そう思うと、不思議な気がする。
自分が、ここに立っていることの奇跡。

しばらくそこで、ほのかなオーロラを言葉もなく見つめた。

しかし、とにかく寒いっ!
マフラーを鼻のところまで上げていたけど、
そのマフラーの内側で、息から出た水蒸気が凍っている。

続く…

4 件のコメント:

  1. キールナに行かれたんですね!
    私も新婚旅行でキールナ行きましたよ~
    8月だったので、少しでも白夜気分を味わおうと、
    ストックホルムより緯度の高い所へ行きたい!と言ったら、
    旅行社の人がキールナで1泊とってくれました。
    サーミ(先住民)風建築の教会とかが可愛らしかったです。
    バスのインフォメーションセンターも懐かしい~。
    すごく親切なお姉さんがいました。そういえば。
    嬉しかったので鶴を折って渡したら、とっても喜んでくれました。
    冬も行ってみたいなぁ……。

    追伸
    年賀状ありがとうございました。
    出すの忘れてた…と思って、ごあいさつがてらと思い、
    久しぶりにBlogに来たら、事故の記事とかあってビックリしました。
    大ごとになっていなくて良かったです……。
    私はあまり海外でイレギュラーな事態(事故とか病気とか)になったことがないので、想像するだけで「うっ……」となります。日本で困ってそうな人を見たら、何でもいいから声をかけてあげようとか思うのでした……。

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  2. Tomoko氏、そう言えば、新婚旅行で北欧に行ったって言ってたね~。
    キールナにも行ったんだね!
    教会も、ちらりと見たよ。
    冬は、マジさむいよ~。

    年賀状、無事届いたのね。よかったです(^-^)
    事故は、怪我もなく大したことなかったけど…(^_^;)
    普段は、ちょっと日本と違うことがあっても、面白いな~って思っちゃう方なんだけど、
    今回の事故はちょっとへこみました。
    病院も、結構へこまされるけど(^_^;)

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  3. ようやく、ようやくオーロラを見るところまでたどり着いたと思ったら「あ…あれがオーロラかぁ…」の「・・・」の部分になんかめっちゃ笑ってしまいました。
    さすがYUKI氏!珍道中♪ほんまに楽しませてくれるね^^

    でもトナカイさんを食べるなんて~!やめて~!って思ったけどどんな味なのか気になる!!!

    そして待ってました怪しい人。エスキモー顔って(爆)
    ウエイティングルームとかあるんだね~。
    異国は不思議がいっぱい。

    やっぱり雑貨は可愛いね~。
    お買いものしてみたいな~。

    次はいよいよ寒さ炸裂の犬そりですね♪

    楽しみにしてま~す♪

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  4. 最初に見たオーロラは、ほんとに「あれがオーロラかぁ…」な感じだったんだよ~。
    雲?じゃないの?って感じで。
    もう、オーロラ見たことにしようって言ってたくらいだから。

    ロビーにいた日本の旅行会社のお兄さんは、ほんと、無国籍顔だったのよ。
    あとで聞いたら、お母さんがフィンランドの方だって言ってたけど。
    白人とのハーフって感じでもなかったよ。

    トナカイ、あの姿を思い浮かべるとね~。
    でも、現地の人たちにとっては、伝統的で、大事な蛋白源なんだよ。

    犬ぞりも楽しかったよ~♪

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