2011年2月23日水曜日

イギリスで聞くアリス

最近は、イギリスの地方でも結構日本食レストランがあったりする。
あるんだけど、その大半は、なぜか、中国系の人がやっていて、
微妙に怪しかったりすることが多い。

肉うどんに、ステーキがのっていたり


鉄火巻きかと思ったら、赤いパプリカの海苔巻きだったり、
野菜のてんぷらを頼むと、ズッキーニのてんぷらが出てきたりする。
それでも、日本食を外で食べられるだけでも、なかなかうれしいので、
たまに食べに行く。

この間、次男が日本人補習校に行っている間に、
補習校の近くにある日本食レストランに行った。

実は、このレストラン、前の週に、補習校の人たちと一度来ていて、
旦那がもう一度行こうと言うので、行ったのだ。

表には、「青島啤酒」なんていう提灯がぶら下がっていて、
入る前から、怪しさ満点。
でも、中に入ると、なかなか広くてきれいなお店で、
その上、昼間はとっても空いていて、ほぼ貸し切りだったりするので、
サービスもなかなかよかったりする。

前回、補習校の人たちと来た時、入ってすぐに、あ!日本語の歌がかかってる!と気が付いた。
他の人も同じだったらしく、「あ!」と言っていた。
のだけど…確かに日本語の歌なんだけど、誰が歌ってるかわからない…(^_^;)
怪しい感じの昭和な歌謡曲。

そして、今回行った時も、また、日本語の曲がBGMで流れていた。
テーブルに案内されてすぐ、旦那が、「この曲、アリスっぽいなあ。でも、誰が歌ってるんやろ?」と言う。
ほんとに、アリスっぽい。
でも、相変わらず、誰が歌ってるかわからんなあ…

と言っていたら、次に、「チャンピオン」がかかった。
あ!やっぱり、ほんとのアリスやん!
さっきの歌も、じゃあ、本物のアリスか!
声が若すぎて、わからんかったよ。

どうも、アルバムをかけているようで、それから、ず~っと、BGMはアリス。
懐かしすぎる。

「なんか、日本の場末のバーとかにおる気がするな~。」と旦那。
「今時、場末のバーでも、アリスはかけへんのちゃう?」
と言いながらも、ついつい、寿司とてんぷらをほおばりつつ、
二人で、「バイバイバイ…私のあなた…」などと、口ずさんでしまう。
一気に昔を思い出す昭和な2人。

寿司を食べ、日本茶を飲んで、アリスを聞いて、すっかり気分は、
昭和な日本だったのに、
ウェイターのお兄ちゃんに、「マダム」とか呼ばれて、
英語で話しかけられて、窓の外を見ると、白人やら黒人やらアジア系の人やらが、
雨が降ってるのに、傘もささずに歩いている。
やっぱり、ここはイギリスか~。(笑)

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