2011年6月30日木曜日

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あれから1年がたった。

去年の今頃は、こんな日が来ることなんて、考えてもいなかった。
まだ、何が起こったのか知らずに、ワールドカップの試合なんか見てた。

1年たった今でも、どうしてこんなことになったのかわからない。
今でも、どうしてだれも止められなかったんだろう、
どうして、誰も助けられなかったんだろうと思う。




やっぱり、今でも、思い出すとさみしくなる。
今でも、DVDを見ることも、CDを聞くこともできないでいる。
唯一大丈夫なのは、写真だけ。
今でも、カレンダーは、そのまま。
私の机の上には、今でも、カレンダーの写真の中で笑っているヨンハがいる。

たかが、芸能人のことでというかもしれない。
でも、私にとっては、毎日の元気をくれるビタミン剤のような存在だったのだ。

せめて、なぜ、旅立ってしまったのか、理由が分かれば、
少しは、気持ちの整理がついたかもしれない。
いや、やっぱり、同じだったかな…

それでも、この1年で、少しずつ、心に空いた穴は、小さくなってきたかもしれない。

数日前、急に思い立って、ヨンハの出ている雑誌を整理した。
イギリスに来てから、友達に頼んで送ってもらったものや、
実家経由で送ってもらったもの。
雑誌をそのまま置いてあったんだけど、本棚がぎゅうぎゅうになってきたので、
いるところだけを切り抜いて、いらない部分は捨てた。
雑誌を切り抜きながら、目に入るヨンハの写真…
やっぱり、いなくなったなんて嘘なんじゃないかって思う。
こんなに元気で、夢や希望を語ってたのに…

切り抜きを見ながら、もし、生きていたら、今頃は、
予定していたドラマを終えて、日本でCDなんか録音してたのかなとか、
去年、コンサートしたから、ファンミするかなとか…
むなしい想像をして、また、ちょっと悲しくなったり…

でも、整理をしたせいか、ずっと聞けなくなっていたヨンハの歌を、
この2,3日、知らず知らずのうちに口ずさんでいる自分に気づいて、
少しは、気持ちも整理ができたのかなと思う。

こうやって、少しずつ、遠くなっていくんだろうか。
そう思うとさみしいけど、生きて行くと言うことはそういうことなのかもしれない。
生きていない人とは、1日1日、1秒1秒、遠くなっていくのだ。
だからと言って、忘れてしまうことはないと思う。
う~ん、自分がぼけちゃったりしたら、わからないけど…

ヨンハに出会ったことで、私はいろんなものをもらった。
韓国語を勉強して、ずいぶんしゃべれるようにもなったし、
韓国語の教室で、たくさんの友達にも出会った。
素晴らしい先生たちにも出会った。
それから、ファンの友達もできたし、韓国へも行った。
ヨンハに出会わなかったら、会うこともなかったかもしれない人たち。

ヨンハに出会わなかったら、こんな悲しい思いを引きずって行くこともなかったかもしれないけど、
会わなければよかったとは思わないよ。

ヨンハ、いつか、ずっと後になって、私もそっちの世界に行ったら、
去年、ドタキャンしたコンサート、やってね。

용하씨 언제까지나 사랑해요 !
안녕...

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